別冊NBL No.139 知的財産権・損害論の理論と実務
B5判/309頁
【編 集】大阪弁護士会知的財産法実務研究会
【発 行】株式会社商事法務
【発行日】平成24年3月
【価 格】4,400円(税別)
【内容】
大阪弁護士会に設置された「知的財産法実務研究会」の損害論研究班で行われた各種研究の発表やその間の新裁判例をもとにまとめた知的財産権に関する損害の理論と実務を架橋する画期的な力作。損害賠償に関する規定の解釈や実務的に関心が高い権利行使の結果としての具体的な損害賠償額の計算方法についても検討。巻末には492の裁判例を一覧表に収録。
【主要目次】
Ⅰ 知的財産権訴訟における金銭請求の現状と
問題点
1 知的財産権侵害における損害論
(溝上哲也)
2 裁判所における損害論審理の実情
(小池眞一)
Ⅱ 損害額の推定
1 損害額の推定(池下利男)
2 逸失利益の算定/侵害者利益(井﨑康孝)
3 限界利益の意義とその具体的認定
(山下英久)
4 寄与率の参酌(中西淳)
5 実施料相当額の損害(生沼寿彦)
6 損害推定規定相互の関係(辻村和彦)
Ⅲ 複数の関与と損害賠償
1 複数侵害者と賠償(井上周一)
2 複数権利者の請求(辻淳子)
3 1つの侵害品による複数の侵害行為(森本純)
4 間接侵害における損害賠償(速見禎祥)
Ⅳ 損害額認定の特則
1 書類等の提出・秘密保持命令(平泉真理)
2 計算鑑定(塩田千恵子)
3 計算鑑定の実際(塩尻明夫)
4 相当な損害額の認定(片岡利雄)
Ⅴ 弁護士費用、無形損害、その他の請求
1 弁護士費用の賠償(忠海弘一)
2 無形損害その他の損害(西迫文夫)
3 信用回復の措置(浜中孝之)
Ⅵ 過失
1 過失の程度参酌(岩原義則)
2 過失の推定(曽我部晋太)
Ⅶ 損害以外の金銭請求
1 補償金請求(長谷川裕)
2 不当利得返還請求(平野和宏)
Ⅷ 法域個別の問題
1 一般不法行為との関係(田中崇公)
2 著作権侵害の損害賠償における固有の問題
(金尾基樹)
3 不正競争防止法特有の問題(重冨貴光)
4 商標法特有の問題(木村広行)
判例一覧表
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